シンガポール2020年税制等の再々追加措置
シンガポール2020年税制等の再々追加措置
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2020年2月18日に公表されたシンガポール予算案 Budget2020に続き、3月26日に追加措置としてResilience Budget、4月6日に再追加措置としてのSolidarity Budgetが公表されましたが、それから2週間後の4月21日に再々追加措置が発表されました。 背景としては、コロナウィルスの感染に関するサーキットブレーカーを1か月延長することが決定されたことに関連して、人々の生活とビジネスを守るべく予算措置を行ったものです。
4月7日から始まったサーキットブレーカーにより、シンガポール人自体の感染者数は低水準にて推移している一方で、近隣諸国からの出稼ぎ労働者の集合住宅を中心に感染者数が急激に増加している状態が数日続いています。この急増する出稼ぎ労働者の感染に対する対策を強化しているものの、それ以外の感染者の中において、感染経路が把握できないケースが減らないことから、シンガポール政府はサーキットブレーカーの1か月の延長と、さらなる行動制限の強化を決定しました。この決定により、5月4日までの予定であったサーキットブレーカーは、6月1日まで延長されることとなりました。今回の再々追加措置は、前回のシンガポール人およびシンガポール法人を集中的に支援するための財政出動のを範囲を拡大しつつ延長・強化するものです。