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Ministry of Manpower (MOM:人材省)のビザ関連のアップデートについて

カテゴリ: ビザと雇用法 作成日:2020年03月10日(火)

Ministry of Manpower (MOM:人材省)のビザ関連のアップデートについて

3月3日のMOMの委員会における大臣スピーチにおいて、ビザ関連の改正に関するアナウンスがありました。

具体的な改正内容は以下の通りです。

 

・求人広告掲載免除基準の引き上げ

現在、外国人を雇用しようとする事業者は、最低14日間、政府運営の求人サイト(MyCareersFuture.sg)に求人内容を掲載してシンガポール人若しくは永住者を雇用するように努力しなければなりません。この掲載義務については、従業員10人未満の事業者及び、月額SGD 15,000以上の求人については免除されていました。この高額給与の免除基準が、2020年5月1日からSGD 15,000からSGD 20,000に引き上げられます。

なお、この求人広告規定については、単なる手続きとして形式的に行うべきものではないとされており、実際に雇用する努力をしたかどうかが審査され、より厳格化していく方向がみられます。

 

・Sパス枠の縮小

Sパスは中級の外国人技術者に出される就労ビザですが、このビザの人数はサービス業で全従業員の13%、その他の事業で20%までに制限されています。なお、この割合はサービス業が2021年1月1日から10%に引き下げられ、その他の事業では2021年1月1日に18%へ、2023年1月1日に15%に引き下げられる予定です。

この計算にあたってのシンガポール人(永住者含む)のカウント方法については、給与額が月額SGD 650からSGD 1,300で0.5名分、月額SGD1,300以上で1名分とカウントすることになっていますが、1名分の給与がSGD 1,300からSGD 1,400に引き上げられることになり、結果としてSパスの枠もさらに縮小されることになります。

 

・エンプロメント・パスの最低給与の引き上げ

外国人の就業ビザのうち日系企業の駐在員が主に取得するエンプロメント・パス(EP)については、最低給与額がSGD 3,600からSGD 3,900に引き上げられます。この変更は新規の申請では2020年5月1日から、更新では2021年5月1日から適用となります。

従来の最低額SGD 3,600であっても年齢や経歴により日本人の場合はSGD 4,000代やSGD 5,000代の給与にしなければ申請が通らなかったこともあり、SGD 3,900の基準額が直接影響するものではありませんが、申請や更新にあたって従来の給与額では通らなくなる可能性もありますので、注意が必要です。

なお、40代前半であるならば経歴などを勘案して最低基準額の2倍(=SGD 7,800)の給与額がなければならないなどの例も示されています。